将来を見据えた間取りにするべき?
注文住宅の間取りは、将来を見据えて考えるべきです。
「こんな家に住みたい!」という希望ももちろん大切ですが
「いま」の理想だけで間取りを決めてしまっては後悔してしまいます。
その理由は、数年〜数十年後には家族構成、家族の年齢が変わるから。
例えば、
- 子供がまだ小さい
- 子供が増える
などがこれにあたります。
子供は数年も経てば、身体は大きくなりますし
持ち物も増えていきます。
なので、個室にするなど、ある程度のスペースが必要になります。
このほかにも、2世帯住宅にする可能性がある場合なども
それをふまえた間取りにすべきです。
これらから、将来を見据えたときに考慮すべき間取りのポイントは
- 子供部屋
- 納戸、収納部屋
- 和室
などが挙げられます。
我が家でも購入したときには
子供が小さかったので、将来ことも見据えた間取りにしています。
住みはじめ
長男:5歳 二男:0歳5カ月
それぞれ自分の部屋は必要ありませんが
リビングの隣を子供の遊び部屋にしています。
5年後
長男:10歳 二男:5歳
それぞれの部屋はまだ必要ありませんので、
リビングの隣が2人の遊び部屋のままです。
10年後
長男:15歳 二男:10歳
さすがに長男には個室が必要になります。
2階にある北側の洋室を長男の部屋にする予定です
15年後
長男:20歳 二男:15歳
各々に個室が必要になりますので
2階にある北側の洋室および南側の洋室を息子たちの部屋にします。
成長すると荷物も多くなるのでクローゼットもつけていますが
衣類の収納については納戸ですませる予定です。
以上が、我が家の成長に合わせた間取りです。
書いてしまえばシンプルなことなのですが
間取りを決めるときには意外にもここまで考える人は少ないのです。
このように、子どもの成長を含めて将来の間取りも見据えておけば
リフォームにかかる出費などを省くことができますよ。
年齢を重ねたときの間取りについて
子供の成長に合わせたものではなく
夫婦が年をとったときに楽だろうなと感じた
我が家の間取りについて紹介します。
和室について
さらに年を重ねていくと、和室が必要になるかもしれません。
そのときはリビング隣にある子供部屋を和室としてリフォームします。
洗濯について
洗濯ものを干すスペースが、洗濯機と同じ階にあります。
マンションでは洗濯物を持って階段をあがる必要はないのですが
一戸建てにすると1階に洗濯機があって
干すのは2階にあるベランダって家がよくあります。
実は、洗濯したあとの服などは、かなり重くなっているので
それを抱えたまま階段を上がるのはかなり大変。
それを考えると、我が家の場合、2階に洗濯機を置いたのは正解でした。
もちろん、1階に干すエリアがあれば1階に洗濯機でも問題ないですけどね。
親戚の間取り
我が家ではありませんが、2人姉妹をもつ親戚の家の間取りをご紹介。
小さい頃は姉妹の部屋は一緒の大部屋にしておき、
成長したときには間仕切って2部屋にできるようにしていました。
入口のドア、クローゼットをそれぞれ2つつけてあり
すぐに個室に変更できるような構造です。
子供が巣立ったときには、再び広い部屋に戻すことができるので
最初から細かく分けるよりも実用的ですね。
間取りにはいろいろなパターンがあるのですが
上で書いたように将来を見据えた間取りにすることで
数年、数十年たっても満足できる家を建てることができるのです。