注文住宅４社の見積もりを公開中！

注文住宅の相場は無視しましょう ＞ 我が家が４社から取った見積もり

 

 

 

注文住宅の見積もりを大公開いたします。
ハウスメーカー２社、工務店２社の合わせて
４社の実際の見積もり金額です。

 

いろんなところで見積もり例は出されていますが、
建築会社から提出された見積もり金額ですので、
より現実的なものになっています。

 

 

見積書の画像を掲載しようと思ったのですが、
４社も並べるとかなり見にくかったので、
すべての費用を表にして比較してみました。

 

すでに、見積もりを取っているならば、
同じような内訳になっているのか確認してみましょう。
特に、１社しか見積もりをもらっていない方は、
損することが多いので、注意しながら見てくださいね。

 

 

見積もりを依頼したハウスメーカーと工務店

 

見積もり費用の比較表を見ていただく前に、
ハウスメーカーと工務店を簡単に紹介しておきます。
イメージが湧きやすいと思いますので。

 

※もし金額だけわかればいい方は
会社紹介は飛ばして比較表をご覧ください。

 

カタログや資料請求をした段階では、
注文住宅の依頼先候補は１２社ぐらいありましたが、
最終的に候補に残った建築会社は次の４社でした。

 

それぞれの会社の特徴について、
見積もりをもらった順に紹介します。

 

 

 

土地を決めるときに不動産会社から
紹介していただいたハウスメーカー。
住宅ローン契約のときには資料作成など
かなり迅速に動いてくれました。

 

手際もよくモデルハウスも独自で持っていたため、
かなり高級感のあるハウスメーカーでした。
見積もりをいただいて打ち合わせしましたが、
高いハウスメーカーだと決めつけていたため、
最初から依頼先候補として考えていませんでした。

 

 

 

低価格でオシャレな外観を得意とする地元の有名工務店。
住宅雑誌で見つけて、自分から連絡しました。

 

これまで建てた家の実例を見せていただくと、
とてもオシャレでいい感じに見えましたし、
営業マンもすごく丁寧でした。

 

１０００万円台で建てられる！と雑誌に掲載されていたので、
ここ以外は考えられないと思っていました。

 

 

 

大手ハウスメーカーの下請けで有名な超実力派の工務店。
信頼できる知り合いの建築士が紹介してくださったので、
依頼先候補として挙がってきました。

 

家を建てる土地の隣の隣の市ということで、
打ち合わせに行くのが遠かったのですが、
小さな工務店ということもあり、かなり融通がきくところでした。

 

 

 

こちらのサイトに登録されていたハウスメーカー。
Ａ社とともに住宅展示場でも見かける有名ハウスメーカーです。

 

住宅展示場に行ったときに、話を伺ったこともあったのですが、
可もなく不可もなくという印象しかありませんでした。

 

 

４社の見積もりを比較した結果

 

依頼した会社をイメージできたと思いますので、
見積もり比較表をご覧ください。

 

本体工事費、別途工事費に分け、
最終的には両方を合計して比較しています。

 

 

本体工事費の見積もり比較表

 

下の比較表は、４社に
「建物価格を２,０００万円以内で」
という希望を出したときの
見積もり金額を比較したものです。

 

この建物価格は本体工事費と言われ、
建物本体を建てるためにかかる工事費として
坪単価の計算にも使われます。

 

内訳についても細かく比較しているのですが、
わかりやすくするため本体工事費のみで比較しています。

 

本体工事費はいくつかの工事に分かれていますので、
内訳の項目を知りたい方はこちらをご覧ください。

 

 

 

我が家にとっては工務店B社が大本命でしたので、
「本体工事費が２番目に安くていい感じ！」
と思ったのですが、よく見てみると、
もっとも建坪数が少なく、坪単価が高い…。

 

もともと低価格住宅をアピールしている会社で、
ダントツに安いだろうと期待していたので、
少しがっかりしたのを思い出します。

 

 

 

別途工事費の見積もり比較表

 

別途工事費は、本体工事費以外で工事にかかる費用です。
別途工事費の詳細な内訳を知りたい方はこちらをご覧ください。

 

 

 

各社同じ条件で揃えてみましたが、
数字が入ってないところは、
建築会社によって必要のない費用や、
他の工事費に含まれる費用です。

 

照明や空調工事などは省いていますが
必要な検査など固定できる諸費用は含めています。

 

家の天井高さは2400mmが一般的ですが、
モデルルームで2700mmの開放感を知ってしまい、
「天井を高くする」オプションをつけています。
LDKのある１階は、すべて2700mmです。

 

でも、工務店C社は木造軸組工法で家を建てるため、
天井高さの追加費用はありませんでした。

 

 

見ていただければわかりますが、
別途工事費も会社によって本当にバラバラですよね。

 

悲しいことに、本体工事費だけでなく、
別途工事費でも大本命のA社は、
どの会社よりも高いことがわかります。

 

 

そして最後に本体工事費と別途工事費の合計した表です。
ここでは、見積もりに提示された値引き額を差し引いています。

 

値引きって本当に魅力的で嬉しい気分になりますが、
そこは気にせず総費用で考えましょうね。

 

実際に支払う金額としては、これに諸費用が加わりますので、
さらに金額はアップすることも頭に入れておいてください。

 

 

 

 

見積もり比較で建築会社を決定

 

比較表の結果を見ると、意外にも、
最も安かったのはハウスメーカーＤ社。

 

大本命の工務店B社は、ハウスメーカーＡ社と同じくらいの費用となり、
ハウスメーカーD社とは３５０万円もの差があったのです。
この結果には本当に驚きました。

 

それでも、工務店B社は丁寧な対応でしたし、
長期間いろんな相談に乗ってもらったので、
こちらに依頼したい気持ちは捨てきれず・・・。

 

 

結局、工務店B社に「他社と同じ金額でどの程度の家ができますか？」と
金額だけ伝えて、間取りと見積もりを再考してもらいました。
後日、提案いただいたプランは、外観も間取りもいい感じで、
350万円も下がったとは思えないでき上がりでした。

 

つまり、値引き交渉もしていないのに、
値引きしたような形となりました。

 

だからといって、すぐに工務店B社に決定！
というわけには行かなかったのです。
それは、ハウスメーカーD社も総合的に良かったから。

 

ここからは悩んで悩んで悩みまくりました。
２つもいい建築会社に出会うと悩みますね。

 

 

それでも納得して決めたかったので、
アフターサービスをはじめ、
さまざまな角度から２社を比較したり、
親の意見なども参考にしました。

 

もちろんそれぞれの会社に対する口コミも
参考にしようと見てみたのですが、
賛否両論で途中で見るのをやめました。
自分の直感を信じようと。

 

そして悩んだあげく、
ハウスメーカーD社にお願いすることに。

 

キッチンやトイレ、お風呂など
標準設備のグレードが高く、種類も豊富。
工務店B社だったら追加料金が必要でしたが、
有名メーカーの設備を選ぶことができました。

 

十分満足できる設備でしたので、
契約後に費用が大きく増える
ってこともありませんでしたよ。

 

 

もし、はじめに話を聞いた工務店１社だけしか
見積もりを取っていなかったら…。
と考えると恐ろしいですよね。
高級車１台分も損していたのですから。

 

値引きに流されていたら、
はじめに土地のローンで動いてくれた、
ハウスメーカーＡ社にしていたかもしれません。

 

このように１社しか比較せずに
失敗されている方がたくさんいます。

 

あなたは後悔しないように、
できるかぎり多くの見積もりをとって
比較してみてくださいね。

 

無料で簡単に見積もり比較したい方は、
このようなところも参考にしてみてください。

 

• タウンライフ
• 持ち家計画

 

どちらか片方で十分ですが、
地方にお住まいの方にとっては、
登録されている建築会社の数が少ないので、
両方から取ってみてもいいかもしれません。

 

どちらともしっかりした会社ばかりが登録されていますが、
高ければ遠慮なくスパッと断りましょう。

 

金額、間取りともに素敵な提案をしてくださる
会社に出会うかもしれませんので、
何もせずに損したり、失敗するよりも、
得する方向に進んでみてはいかがでしょうか。